前回(深夜のアイスとポテチは、意志の弱さじゃなかった)の続きです。
前回わかったのは、こういうことでした。寝不足だと食欲が増えるのは生理学。そして育児中の僕らに「7〜9時間寝ましょう」は、絵空事。
睡眠側で勝てないなら、防衛線は台所に張るしかありません。
今日はその話です。武器は3つ。たんぱく質と、鉄分と、鍋。
先に結論:①迷ったら、たんぱく質を足す。②授乳中のママは、鉄分を意識する。③その両方を、鍋に全部入れる。以上です。ここから先は補足です。
防衛線1:迷ったら、たんぱく質
寝不足の食欲に意志で勝てないことは、前回証明されてしまいました。なので、勝てる土俵に変えます。
たんぱく質は、三大栄養素の中でいちばん腹持ちがいい。しかも消化するときにもカロリーを使うので、同じ量を食べても太りにくい側の食べ物です。
さらに、前回の「寝不足のままダイエットすると筋肉から減る」問題。あれへの数少ない対抗手段も、たんぱく質をしっかり摂ることです。
実践はシンプルで、毎食「手のひら1枚分」の肉・魚・卵・豆腐のどれかを置く。これだけです。
深夜にどうしても何か食べたいときは、アイスの前にゆで卵かサラダチキン。味気ないのは、知っています。でも先にたんぱく質を入れると、アイスへの未練がだいたい半分になります。
防衛線2:授乳中の妻には、鉄分
これは僕のためではなく、妻のための防衛線です。
出産でたくさんの鉄を失ったうえ、体は回復の途中で、そこに授乳が続く。産後のママは、鉄が不足しがちです。
やっかいなのは、鉄不足のだるさと寝不足のだるさが、そっくりなこと。「眠いだけだと思っていたら貧血だった」は、珍しくない話だそうです。気になる症状があるときは産後健診や内科で相談してください。僕は専門家ではないので、ここは潔く丸投げします。
台所側でできるのは、鉄の多い食材の出番を増やすことです。赤身の肉、あさり、小松菜、豆腐や納豆あたりが優秀です。
野菜や果物のビタミンCと一緒に食べると、鉄の吸収が良くなります。逆に、食事と一緒の濃いお茶やコーヒーは吸収を邪魔するので、少し時間をずらすのがおすすめです。
防衛線3:全部、鍋に入れる
ここまで読んで、「そういう食事を毎日作る体力があったら苦労しない」と思った方。正解です。僕もそう思っていました。
そこで鍋です。鍋は文明の利器です。
- 包丁がほぼいらない。白菜も小松菜も手でちぎれるし、豆腐はスプーンで入ります。
- 1品で完結する。たんぱく質も野菜も、全部同じ鍋の中。献立を考える脳の容量が、ほぼゼロで済む。
- 洗い物が鍋1つ。
- 途中で子どもが泣いても、火を止めれば鍋は待っていてくれる。フライパンの炒め物は、待ってくれません。
うちの定番は、豚しゃぶ+小松菜+豆腐の鍋。あさりを足せば鉄分強化版になります。つまり防衛線1と2が、1つの鍋で同時に成立します。
締めの雑炊やうどんは、体重計と相談してください。僕は相談の結果、だいたい入れています。
【僕の結論】防衛線は、破られてもいい
ここまで書いておいてなんですが、深夜にアイスを食べる日は、これからもあると思います。
それでいいんです。前回書いたとおり、あれは意志の敗北ではなく仕様。破られた日は自分を責めず、次の日の夕飯を鍋にすれば引き分けです。
完璧な食事より、続く食事。育児と同じですね。
まとめ
寝不足の食欲には、たんぱく質・鉄分・鍋の3枚で防衛線を張る。破られたら、次の鍋で引き分けに持ち込む。
なお、この記事はゆで卵を食べながら書きました。アイスへの未練は、宣言どおり半分くらいになっています。つまり、半分は残っています。
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