泣き声が聞こえなかった夜の話

うちの夜間対応には、明確な役割分担があります。

うちは母乳育児で、足りない分をミルクで補完するスタイルです。夜、赤ちゃんが泣いたら、おむつ対応は僕。ミルク作りも僕。妻は授乳担当。書き出してみると、僕の担当、けっこう多いですね。頼られている。誇らしい。

その夜も、赤ちゃんは泣いたそうです。

「そうです」と伝聞形なのは、僕が聞いていないからです。

隣で赤ちゃんが泣き、妻が起き、おむつを替え、ミルクを作り、飲ませ、寝かしつけるまでの一部始終、僕は一切気づかずに眠っていました。疲れていたんです。それは事実です。ただ、妻も同じくらい疲れていたというのも、動かしがたい事実でした。

翌朝、静かに怒られました。大きな声で怒られるより、静かに怒られるほうが、ずっと効きます。

薄暗い寝室でぐっすり眠る父親と、隣の部屋でミルクを作る母親のシルエット(温かい水彩風イラスト)

言い訳と、反省と、対策

  • 父親の耳は、疲労がたまると泣き声を「環境音」として処理するようです。脳の省エネ機能、こんなところで発動しないでほしい。
  • 対策その1:先に「今夜は僕が起きる」と宣言した日は、スマホのバイブを枕の下に置く(ベビーモニター連携)。
  • 対策その2:どうしようもなく疲れている日は、先に正直に申告する。事後報告より事前申告。これは夫婦関係全般に効きます。

あの夜、全部やってくれた妻へ。この場を借りて、改めてすみませんでした。そしてこの記事を読んで、また思い出して怒らないでください。

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